第44回日本脊髄機能診断学会
会長 川口 昌彦
（奈良県立医科大学麻酔科学教室 教授）
このたび、第44 回日本脊髄機能診断学会 学術大会 会長を務めさせていただくことになりました、奈良県立医科大学麻酔科学教室 川口昌彦です。歴史ある本学術大会の会長を拝命し、大変光栄に存じます。
2021年まで「脊髄機能診断研究会」として毎年、東京で開催されて参りましたが、2022年より学会となりました。2022年は名古屋大学整形外科学/リウマチ学の今釜史郎会長のもと、また、学会事務局である関西医科大学整形外科のみなさまのご尽力により、WEB主体のハイブリッド開催をしていただき、大変実りのあるものでした。今後は、ハイブリッド開催を前提に、各地域でも実施していくとの方針のもと、第44回大会を企画できればと考えております。本領域に貢献する実りある学術大会となるよう精一杯準備させていただきます。
開催は、2023 年2 月4日（土）にホテル日航奈良で予定しております。JR奈良駅と近接してりますので、交通の便もよく、また、空港からのバスも発着しております。コロナの感染状況は不明ですが、ハイブリッド開催として、多くの皆様にご参加いただけるように準備させていただければと思います。テーマを、“Quality, Safety & Functional Outcome”とし、医療の安全や質の向上により、患者さんの機能的アウトカムの改善に貢献できればと考えております。学会としての領域は、術中脊髄機能モニタリング、急性・慢性脊髄疾患の脊髄機能診断に加え、脊髄の病態・再生などの基礎研究も含んでいますので、様々な角度からの知見についての情報共有できればと考えております。
本学会は多様な研究について、様々なご専門の医師やメディカルスタッフが活発な議論を交わすことが特徴ですので、本学術大会でもその伝統を踏襲し、本領域の発展に繋げていければと祈念しております。本学会の成功にはみなさまのご協力が不可欠ですので、ご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願いいたします。